雨漏りを10年放置するとどうなる⁉危険性について詳しく解説
雨漏りの放置には多くのリスクがあります。特に10年以上雨漏りを放置している場合は、建物が既に危険な状態になっている可能性が高いです。今回の記事では、雨漏りを10年放置する危険性について詳しくご紹介します。
雨漏りを10年放置するリスク
害虫・害獣の住処になる
雨漏りを放置すると、屋根裏や床下、壁の中といったところに湿気が溜まります。湿気の多い場所はシロアリやネズミなどの害虫・害獣にとって最適な住処です。彼らは住宅の状態をより悪化させると同時に、健康被害を引き起こすこともあります。特に10年以上雨漏りを放置している場合は、害虫・害獣が発生している可能性が非常に高いです。
シロアリ
湿った木材を大好物とするシロアリは、雨漏りしている住宅を非常に好みます。シロアリは家の木材や壁内部の下地を食べつくすので、建物の耐久度が下がります。シロアリに重要な柱を食いつくされると、災害時などに一気に倒壊してしまう恐れが高まります。一度シロアリが繁殖してしまうと、自力で駆除するのは難しいです。専門業者に依頼し、雨漏りを修理すると同時にシロアリ駆除もしてもらいましょう。
ダニ
ダニはカビを餌にして繁殖します。カビの繁殖の原因の1つが雨漏りで生じた湿気です。カビからダニが繁殖し、布団や畳にすみ着くと、虫刺されやアレルギーといった健康被害に繋がる恐れがあります。
ネズミ
ネズミも雨漏りが放置されている建物にすみ着きやすいです。ネズミはあらゆるものをかじる習性があるため、家具や家電、コードなどをかじられてしまう恐れがあります。また、電気ケーブルやガス管をかじられてしまうと、漏電やガス漏れを引き起こし、家事になる危険性もあります。
さらに、ネズミはサルモネラ菌やハンタウイルスなどの菌を持っているので、家の衛生状況も非常に悪くなってしまいます。
建物が崩壊する恐れ
雨漏りが10年以上続いている場合、倒壊する危険性が高まっている可能性が高いです。上記でご説明しましたシロアリの影響で倒壊することも考えられますし、そもそも木材が腐ってしまい耐久性が落ちている可能性も十分あります。特に湿度85%以上、木材の含水率25%以上の条件が揃うと、木材の強度を脅かす「木材腐朽菌」が繁殖し木材の強度が落ちていきます。また、鉄筋コンクリートの場合も、雨漏りによって錆が生じ強度が低下するリスクがあります。雨漏りが10年以上続いている場合、倒壊のリスクが非常に高く命にかかわる危険な状態だと認識しましょう。
漏電による火災の恐れ
雨漏りによる水滴が天井や壁内部を伝って電気配線に入り込み、漏電を引き起こす危険があります。漏電により、停電や家電の故障などが起きることがありますが、最悪の場合、人が感電したり火災が発生したりすることも考えられます。特に10年以上雨漏りを放置しているのであれば、漏電のリスクが非常に高いと考えて良いでしょう。命に関わる危険性がありますので早めに対処する必要があります。
健康被害
上記でお話しした害虫や害獣による健康被害の他にも、カビによる健康被害があります。雨漏りによる湿気でカビが繁殖すると、アレルギー性鼻炎やアトピーなどのアレルギー症状といった健康被害を引き起こすことがあります。他にも、カビの健康被害として皮膚の感染症である水虫もあげられます。水虫の原因である白癬菌というカビは、雨漏りによって引き起こされやすい高温多湿を好みます。
外観が崩れる
雨漏りは天井や壁に大きなシミをつくります。特に10年以上放置している場合は被害が広がっている可能性が高いです。見た目の面でも雨漏りの長年の放置はデメリットしかないと言ってよいでしょう。さらに、雨漏りによる染みや汚れは自分で掃除しても完全に綺麗にすることができません。雨漏りの修理費用はもちろんのこと、クロスや壁紙の張り替えといった修繕費も追加でかかることになります。
雨漏りは10年も放置しない!早めに気づくコツ
家の外のチェックポイント
下記の箇所にヒビや劣化が見られる場合は、室内で雨漏りしていなくても見えないところで雨漏りが進行している可能性があります。また、これから雨漏りが起きる可能性もありますので早めの修理が必要です。
・屋根のストレートにヒビがないか
・屋根瓦に割れや剥がれがないか
・屋根瓦がズレたり曲がったりしていないか
・屋根のトタンが劣化していないか
・漆喰部分が劣化していないか
・バルコニーにヒビがないか
・外壁にヒビがないか
家の中のチェックポイント
家の中まで雨漏りが進行している場合は、家財道具への被害が及んだり壁や天井の染みが広がってしまったりする前に早めに対処しなければいけません。確認すべき箇所は以下の通りです。
・水が垂れる音がしないか
・天井や床が湿っていないか
・天井や壁に染みができていないか
・天井や壁紙に浮きや剥がれはないか
・天井から水滴が落ちていないか
・床や天井に膨れはないか
・室内の革製品にカビが生えてきていないか
・押し入れの中に染みはないか
・障子や襖が波打っていないか
雨漏りを10年放置していたら保険適用にならない
一般的に火災保険が適用される有効期限は3年と言われています。さらに自然災害であっても、時間経過とともに経年劣化として扱われることもあります。雨漏りを10年以上放置している場合は、残念ながら保険適用にはなりません。もし自然災害によって雨漏りしていて、火災保険を適用したい場合は早めに保険会社に連絡することが大切です。
10年雨漏り放置はNG 信頼できる業者の選び方
すぐに対応してくれる
雨漏りの修理はなるべく早めにしなければいけません。放置していても被害が広まるだけです。また、被害が大きくなると修理の費用もさらに高くなります。早めに対応してくれる業者を選びましょう。
相見積もりをとる
複数の業者に見積もりをとって比べることを相見積もりといいます。相見積もりをすることで極端に相場からずれている悪質な業者を見抜くことができます。金額が安い業者もいますが、安さの理由が不透明な場合は避けた方が良いでしょう。
修理後の保証がついているか
どんなに技術が高い業者でも、雨漏りが再発する確率をゼロにすることはできません。そのため、修理後に一定期間保証をつけている業者を選ぶことをおすすめします。修理が完了したあとも万が一再発したりトラブルが起きたりしても安心して任せられます。
雨漏り10年放置はもってのほか!早急に業者に連絡を
雨漏りの放置は家の耐久性に影響を与えるとともに、健康被害なども引き起こします。10年以上放置しているとなると、人が住めない環境であることも考えられます。雨漏りに気がついたら被害が拡大する前に早めに業者に連絡することが大切です。
けんおうリノベーションでは、雨漏りへの対応を年中無休、24時間体制で対応しています。お客様との信頼関係を大切に、最適な提案や調査、修理を実施させて頂きます。
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